飼育員になるためには、やはり現場の仕事を経験してみたいですよね。
多くの動物園はそうした方に向けて、インターンシップ、職業体験の名目で「飼育員実習」を設けているところがあります。今回は飼育員実習に関する記事です。
〇飼育員実習に行こう!
どんな仕事でも自分が体験することが、その仕事の理解につながります。
それは動物園飼育員でも同じです。
本やインターネット、飼育員さんの実際の話からもいろいろと有益な情報は得られますが、
百聞は一見にしかずという言葉もあるように自分で経験してみるのが、より多くのことを知ることができるはずです。ぜひ飼育員実習に参加してみましょう。
〇飼育員実習に参加するには?
いくつかの動物園では、積極的に飼育実習生を受け入れるために
HPなどで告知していたりするので、
希望している動物園があれば、細かくチェックするようにしましょう。
表向き告知等をしない場合でも、希望があれば可能という動物園も多いので
試しに連絡をとってみましょう。
多くの動物園は夏季休暇(7月下旬~9月)に合わせて実施しているようです。
また、動物系の大学や専門学校では、学校の単位として、飼育員実習を設けていたり
インターンシップ(職業体験)として動物園飼育員の実習をしているところもあります。
場合によっては、在籍している学校を通じて、実習先に申込みをするので、担当の先生等に確認してみると良いでしょう。
〇飼育員実習の心得
実習前に学校の先生などからも伝えられていますが、実習先での心得を簡単に書いておきます。
・現場の飼育員さんの指示はしっかりと聞いて、安全に実習を行いましょう。
指示がわからなかったら、質問しましょう。
・学ばせてもらうという姿勢を忘れずに、飼育員さんと飼育動物に謙虚さと感謝を忘れないようにしましょう。
・積極的に飼育員さんとコミュニケーションをとって、いろんな話を聞きましょう。
・実習中は慣れない環境で長時間過ごすことになるので、自身の健康管理に注意しましょう。
・個人で申し込むであれ、学校単位で申し込むであれ、所属している学校等を背負って実習に来ていることを忘れずに。良くない評価を受けると、翌年以降の後輩たちにも迷惑がかかる場合もあります。
さらに就職を視野にいれている方は
・実習の経験は就職活動でも使えるネタになるのでメモなどに感じたこと、考えたことを記録しときましょう。
・必要以上に「ここの動物園で働きたい!」と媚びすぎると悪目立ちします(笑)。実習は実習として、将来その園で働く意識よりも飼育管理、展示手法、飼育員としての在り方など、その他多くのことを学ぶことを重視しましょう。
この2点も付け加えておきます。
大手企業のインターンシップは就職活動に結びついていたり、動物園でも実習で得たコネクションでという話も聞きますが、毎年、募集のかかる業界ではないことは周知の事実ですし、就職活動とは切り離して考えて構わないと思います。
ただ実習中にあまり良くない評価を受けた場合は、その園の採用は厳しくなると覚悟してください。
真面目かつ謙虚、安全に実習をおこないましょう。
いかがだったでしょうか?
また、動物園以外にも水族館、牧場、その他動物飼育施設などで実習を経験してみるのも進路選択の一助になるのでおススメです。
興味をもった方は、ぜひ検討してみてください!