〇飼育員の出身地は、地元ばかりじゃない?
私自身、地方の動物園に勤務しているのですが、出身地は、勤務先の動物園からかなり離れています。
私だけが珍しいわけではなく、全国の動物園飼育員さんと話していると勤務先と出身地が全然違うという方が意外と多いです。
動物園飼育員を目指している方は小さいころから通った、地元の動物園で働ければ…。と思う方もいますが、自分が入りたい時に募集がない、なかなか採用されないのが現実です。
他の企業と同じように全国から一つの動物園に集まるのが、今の主流になりつつあるのかなと思います。
〇地元以外の動物園で働くのは大変?
全く地元ではない別の土地から来た方は土地勘はない、方言はわからない、気候も風土もよくわからない状況から
スタートなので、大変かもしれません。
ただ地元ではないということは、言い換えれば、その土地以外に育ったから得られたスキルや外から来たからこそ
思いつくアイディアなどから動物園に良い影響を与えることができるかもしれません。
一方で、地元もしくは地元に近いことはいろんな面でメリットです。
また、採用試験においても全く知らない土地からくるよりも地元だから、地元に近いからというのも
志望理由の一つになります。(ただし、それだけで合格するほど甘くはないです)
動物園はいろんな生息地の動物たちで構成されているように、飼育員もいろんな土地の出身の方がバラエティーに富んで、良いのではないかなと個人的には思ってます。
就職活動に関して、少しアドバイスを言えば、地元から離れた動物園を受験する際は、
「どうして地元の動物園ではないの?」「親御さんやご家族はなんて言っている?」と面接等で聞かれます。
あらかじめ、どんなふうに答えるか想定しておくとよいでしょう。