動物園飼育員への就職に関して、いろんなところでちょこちょこ聞かれるのが「コネ(コネクション)による採用ってあるんですか?」という質問です。
今回は飼育員への就職とコネの関係についての記事です。

〇飼育員になるためにはコネが必要?

さて、飼育員の採用にコネ(コネクション)が関係していたか否かについて
ぶっちゃけて答えますと

ない、なかったとは言えないです。

実習で来てたから、地元出身だから、どこぞのわからぬ人を採用するよりはマシだから・・・。
まぁこんな感じで採用された方も実際にはいます。

ただし、以前に比べてはかなり減っています。
なぜなら、人物重視の採用になってきたこと、採用人数、採用頻度が少なくなってきたことが考えられます。
これからはますますその流れが進むと思います。

これから飼育員を目指す方は、
この学校に行けば・・・

実習に行けば・・・
職員さんと仲良くなったら・・・
コネで採用までいけるかも!という

とってもあまーい考えはさっさと捨ててください!

狭き門といわれる動物園飼育員への就職は簡単ではありません。
コネに頼りたい気持ちも少しは理解できますが、地道な努力を続けてきた人が採用され、いつか動物園飼育員として活躍してくれることを期待します!

〇でも、動物園関係者とコネクションを持つのは有益

一方で就職、採用とは別に考えて、早くに動物園に関わる方々と知り合ってコネクションを持つことはメリットが多いです。

例えば、
・動物園の裏側、内部の情報を知ることができる
・自分の目指す動物園飼育員像を考えられる
・それぞれの動物園の特色を知ることができる
・・・etc

これらは動物園飼育員を目指す上で、貴重な情報となります。
さらに言えば、就職活動へのキーポイントになる情報もあるかもしれません。

私自身、学生時代から動物園に関わるシンポジウムなどで
けして多くはありませんが、動物園飼育員さんと知り合ってきました。

現在、動物園飼育員として働いていく中で、そうして築かれた関係は
他園のスタッフとして、相談に乗ってもらったり、情報交換したり、新たな人を紹介して人脈を広げたりと様々な効果を発揮しています。
私みたいな未熟者にとっては、皆さん本当にありがたい存在です。

動物園飼育員に限らず、動物園に詳しい先生や同じような動物園飼育員を目指している先輩、同期などいろんな人と交流して、自分のコネクションの幅を広げてみてください。

特にこれからは動物園関係だけにとどまらず、行政機関や地域団体、研究機関、教育機関など多くの方と交流していく必要が出てくると個人的には思っています。

若いうちに築いたコネクション、人脈が将来、思わぬところで効果を発揮することになるかもしれませんよ?

いかがだったでしょうか。
コネクションというよりも人脈づくり、情報収集は就職活動の大きな武器になります。
動物園の飼育員をはじめとする関係者と知り合いたいけれどどうすれば?という方は以下の記事も参考にしてみてください。

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少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。


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