今回、ご紹介する本はコチラ

動物福祉学/新村 毅編(昭和堂)

最近、動物福祉(アニマルウェルフェア)という言葉が広く使われるようになってきました。
動物園水族館においても、世界的に動物福祉に配慮した飼育管理が求められている現状です。

今回の本は、これから動物福祉について学びたい、知識を深めたいと思う方や改めて動物福祉について考えたい方にとてもおススメです。

本書は、国内の動物福祉学、動物行動学、動物管理学の研究者の方々によってまとめられた一冊です。

内容としては、動物福祉総論に加えて、産業動物、動物園動物、伴侶動物、実験動物それぞれの福祉について章立てており、動物園に限らず、幅広い動物に対する福祉について学ぶことができるものとなっています。

また本書以外にも多数の動物福祉に関する書籍、文献があります。
しかし、中には背景や予備知識がないと理解が難しいものもあります。

その点、本書は入門書に近いので、はじめの一冊として読むのもよいと思います。
まず本書を読んでから、他の文献を読んでみると動物福祉への理解がより深まるかもしれません。

さらに本ブログをご覧になっている方は、動物園飼育員志望の方も多いかと思います。

冒頭にも書きましたが、動物園動物の福祉への配慮といったことが重要視されていきます。

そのため自分が飼育員になった時に、動物福祉にどう向き合いながら働くかも考えながら本書を読んでみるのもおススメです。

将来の飼育員像を考える上でも役立ちますし、具体的にどう取り組みたいかというのは面接や小論文試験で問われることもあります。

また動物を飼育する以上、飼育員は動物福祉について何度も考えることになります。

本書を読んで動物福祉の基礎を理解しつつ、実際に動物と向きあいながら動物福祉の向上へと努める飼育員を目指していってほしいと思います。

ぜひご興味を持った方は、手に取ってみてはいかがでしょうか。
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