いくつかの動物園の採用試験では、専門知識を問う筆記試験(専門試験)を課す場合があります。
動物園飼育員の専門試験は大きく3種類に分けられます。
・畜産系
・動物系
・生物一般
今回は、専門試験の中でも畜産系問題とその対策について書いていきます。
○そもそも畜産系問題とは?
今回の記事で取り上げる畜産系問題は主に家畜、畜産に関係する問題です。
出題されるのは家畜繁殖学、家畜生理学、家畜管理学、育種学、飼料学、家畜飼養学等です。
(受験案内を見て、出題内容に家畜○○というものがあれば、ほぼ畜産系です。)
なんで動物園で働くのに畜産系問題が出題されるの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
それはいくつかの公立動物園では、自治体の畜産職や衛生管理職として採用して、動物園へ配属されることで飼育員として働くというケースがあるからです。
(動物園飼育員の採用方法について知りたい方は、コチラの記事もどうぞ!:飼育員の採用方法)
自治体によっては、動物園だけでなく、畜産関連部署や保健所などで働くこともあるようです。
そのため、畜産の知識を問う試験を採用試験で課すということになります。
○おススメ!畜産系問題の問題演習にはコレ!?
ここからは、畜産系問題の試験対策をする予定、現在勉強中ですという方向けです。
畜産系問題の試験対策向けの書籍はこちらの記事をご覧ください↓
次に書籍は準備したけど試験に向けて問題演習したい!という方は、農林水産省畜産系技術職員の過去問題がおススメです。
え?農林水産省?( ゚Д゚)と驚いた方もいるかもしれません。
実は私もつい最近、他県で畜産職で働いている方に聞いて知りました(笑)
問題範囲や難易度は各自治体によって異なりますが、大部分の試験分野が被っているため
力試しとして、試験勉強した内容の確認するために利用する分には良いかと思います。
※本来の利用目的と違うため、不都合があるかもしれません。
また、本番の試験で高得点が取れたり、試験通過が約束されるわけではないのでご注意を!
採用試験案内等を確認して、出題範囲がかぶっているところはこの過去問を使って、それ以外は独自に勉強するというやり方でも十分だと思います。
(採用試験は専門試験だけではないので、省力化して小論文や面接など他の試験対策に時間を充てるということも大事です。)
また、動物園飼育員に限らず、地方公務員の畜産職を目指している方にも有効かもしれません。
他に市販の問題集の一部に畜産系問題が掲載されてもいますが、問題数が少ないためあまりおススメできません。
【おまけ】
勉強方法については人ぞれぞれかもしれません。
もし私だったら・・・
- 過去問をダウンロード、印刷する
- 解答を見て、正答番号に○をつける(自力で解かない)
- 正解する上で必要な知識、用語などを余白に書く(なぜ他の選択肢は誤答なのか、文章で間違っている部分はどこか等)
- それらをファイリングして、ひたすら反復して読む。
- 再び同じ問題を解けるか、力試しで自力で問題を解いてみる。
・・・という方法でやります。
要は問題集から自作参考書を作成します。
とても邪道なやり方かもしれません(笑)
一つの方法として参考にしてみてください。
また、専門試験に関する他の記事もぜひご覧ください。
いかがだったでしょうか。
今回は畜産系問題にスポットを当てた記事でした。
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。