これから動物園飼育員を目指したい、動物園に興味のある学生さん向けに就職活動を始める前に、動物園と関わる方法について5つ考えてみました。
全て実践するというのは難しいかもしれませんが、自分にできそうだなと感じたものはぜひ挑戦してみてください。
1.飼育実習・インターンシップ
1つ目は飼育員実習、インターンシップです。
飼育員の仕事を知りたい、動物園の違った一面を知りたい方におススメです。
なぜなら実際の職場として経験しながら、たくさんのことを学ぶことができるからです。
実習内容、期間といったものは動物園によって異なりますが、時間に余裕のある方は、いくつかの園の実習を経験してみるのも良いかもしれません。
また、学校によっては単位認定しているところもあるようです。
飼育実習やインターンシップについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
飼育員実習のススメ
2.サークル活動
2つ目はサークル活動です。
学校によっては、動物園好きな学生や興味のある学生が集まって、動物園に関するサークル活動をおこなっています。
聞いたところによるとサークル活動の内容は、動物園関連のシンポジウムに参加したり、全国の動物園訪問旅行、動物園飼育員の話を聞くイベントの実施とサークルごとに多種多様らしいです。
もし在籍している学校にそうしたサークルがあれば、一度活動内容を確認して、参加してみるのもおススメです。
個人ではなかなか聞けない話を聞くことができたり、サークル活動ということで継続して動物園と関わりを持つこともできます。
また、そうしたサークルには動物園飼育員を目指している先輩方もいたりするので、早い段階から就職活動に関する情報を得ることもできるかもしれません。
そうしたサークルがないよーという方は、同じような仲間と新たに立ち上げるのも良いかもしれませんね。
3.アルバイト
3つ目はアルバイトです。
いくつかの動物園では、GWや夏季休暇などの長期休暇の時にアルバイトを募集することがあります。
アルバイトの仕事内容は来園者の案内、動物のふれあい補助、券売、売店、駐車場、着ぐるみなどと園ごとに様々です。
自分の興味のある仕事だったり、近隣の動物園で募集が出ている場合はチェックしてみることをおススメします。
また、動物飼育のアルバイトもありますが、人気が高く、長期になりやすいため、条件(学業と両立できるか等)を検討したうえで応募した方がよいでしょう。
短期間でも動物園で働く経験をもつということは、その先の就職活動でもきっと役立つと思います。
4.ボランティア・サポーター
4つ目はボランティア、サポーターです。
いくつかの動物園では、動物園のボランティアやサポーターとして、土日祝や定期的に教育普及や調査研究のお手伝いとして働いてくれる方を募集していたりします。
こうした活動では、動物園関係者の方の顔見知りになれたり、動物園事情にも詳しくなる良い機会になります。
動物園によっては、学生よりもシニアの方が主なメンバーだったりしますが、もし興味あれば活動内容をチェックしてみるのも良いでしょう。
また、サークル活動の一環でボランティアに近い活動を実施している場合もあります。
5.研究活動
5つ目は研究活動です。
最近では、動物園での学生の研究活動が盛んになってきているように感じます。
学校で専攻している研究分野や研究室の先生によっては難しいこともあるかもしれませんが、動物園での研究活動はいかがでしょうか。
自分の研究をやりながら、動物園や飼育員さんと関わりを持つことは一石二鳥にもなります。
さらに自分の研究が動物園のために役立つと思えば、モチベーションややる気も出てきませんか?
また、そうした研究の成果を動物園関連のシンポジウム等で発表すると調査園館だけでなく、他園館の職員とも関わりを持つことはできるかもしれません。
他の活動に比べて、少しハードルは高めですが、もし可能であればおススメです。
あくまで今回挙げたのは思い付きのところが多いので、他にも動物園との関わり方は様々あります。
自分の合った活動、興味のある活動を探してみるのもよいでしょう。
早い段階で動物園と関わることで多くの情報を収集できたり、今後の進路選択にも役立つことが多いです。
また、こうした活動を通して、一般の来園者としての視点だけではなく、別の視点で動物園に関わることでいろんなことが見えてくるかと思います。
この別の視点こそ、動物園飼育員を目指す時、動物園に働いた時できっと役立つものだと感じます。
ぜひ有意義な活動をして、多くのことを吸収してくださいね。
少しでも参考になれば幸いです。