(今回の記事は前回の記事に少し関連した内容です。前回記事を未読の方はコチラ

イベントや勉強会、その他の機会で現役飼育員さんにいろいろ聞きたいと思いつつも、実際に飼育員さんにお会いしてみると、何から聞こうか悩んでしまって聞きたいこと聞きそびれた・・・という方はいませんか?
また、今はSNSが普及しているため、ネット上の交流は問題なくとも、対面では少し緊張する方もいるでしょう。

今回は私が実際に就職活動前に聞いてよかったこと、飼育員になってから、あの時に聞いておけばよかった!ということをまとめて、実際に飼育員さんに聞くべき質問を5つほどあげます!
これからイベントや勉強会に参加する方は参考にしてみてください。

1.どうやって飼育員になりましたか?

飼育員になるまでのルートは人それぞれです。
専門学校に進学した方もいれば、大学に進学した方もいます。
別の職業から転職した方もいます。
まずがいろんなルートで飼育員になっている方が多いことを知ってください。
また、在学中や就職活動中にどんな活動をしてきたか、飼育員になるためにどんなことを頑張ってきたかを聞いてみてください。

2.担当動物のこと

飼育員である以上、飼育担当の動物がいるはずです。
ぜひ担当動物について、いろいろ聞いてみてください。
その動物について全然知識がなければ、身に付ければいいですし、多少、知っているようであれば少しディープな話をしてもよいでしょう。
飼育員の立場からすると、担当以外の動物のことを質問されるよりも、普段から担当している動物の方がとても話しやすいです。
上記の担当動物のことに加えて、普段の飼育業務の中で、動物に対してどんなところに気を付けているか。
今、どんな課題を持って取り組んでいるのかということを聞いてみてください。
飼育員としてどう取り組んでいるかという姿勢や動物への接し方は、自分が飼育員になった時に必ず役立ちます。
 

3.働いている動物園のこと

見所はどこですか?どんな珍しい動物を飼っていますか?ということではなく、
あくまで働く場として、
・公立か私立か、管理運営はどこが行っているか。
・職員は何名ほどで、男女比はどれくらいなのか。
・動物園のコンセプトや方向性、力を入れていることはなにか。
・今後の課題はどこか。
などを聞いてみましょう。
実際に訪れたことのある動物園では、気になった部分を聞いてみるのも良いです。
お客様目線と飼育員目線とのギャップに気づけるかもしれません。

4.求める飼育員像

年配の方や園長などの管理職の方には、「飼育員としてどんな方に働いてほしいか。」
若手の方には、「目指したい飼育員像は何なのか」を聞いてみてください。
いろんな意見が出てくるかと思います(^^;
全てを肯定する必要はなく、意見を聞いたうえで、自分の考える飼育員像への参考にしてみてください。
 

5.求人の予定、採用試験の内容

できれば、質問の後半か最後の方で今後の求人の予定と採用試験の情報を聞いてみてください。
(質問の最初の方に聞くと、求人情報が知りたいだけなのかなという印象を受けます。)
ただ、現役の飼育員さんでも自園の採用状況に疎いことも多いので、あまり過度の期待はしないようにしましょう。
もし働いて数年の若い飼育員さんだったら、採用試験の傾向や試験対策などに聞いてみるのもよいでしょう。
 

以上、5つの質問をあげてみました。
逆にあまり質問しない方がよいことは、待遇面についてや働いている園の批判になりうることです。

先に挙げた質問以外でも自分自身が今、就職活動に関してに悩んでいることについて聞いてみたり、先に挙げた記事、面接質問予想からいくつか選んで、現役飼育員ならどう答えるか聞いてみるのもいいでしょう。
(ただし、回答は人それぞれですし、100%鵜呑みにして良い結果につながる保証はありません。)

今回の記事を生かして、ぜひ多くの飼育員さんと交流して、積極的に質問してみてくださいね。


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