動物園の飼育員の採用試験ってどんな種類があるの?試験対策のコツは?
今回の記事はそんな悩みを持つ方向けに採用試験の種類と試験対策について書きます!
〇動物園の飼育員になるための試験とは?
動物園飼育員の採用試験は、運営団体や動物園ごとに様々な試験が実施されています。
公立の動物園で公務員と働く場合は、管理する自治体の公務員採用試験に準じていることが多く、その他の指定管理団体や私立の動物園は一般的な企業と同様な試験形式のことが多いようです。
〇採用試験の種類
採用試験の種類は主に筆記試験、面接、その他に分類されます。
◆筆記試験
・教養試験(一般知能、一般知識)
・SPI試験
・専門試験(畜産系、動物系、生物全般)
・作文・小論文
◆面接
・個人面接
・集団面接
◆その他
・書類審査
・体力試験
・グループディスカッション
・グループワーク
・実技試験(簡単な軽作業) など
実技試験以外を除けば、一般的な企業や公務員試験とそれほど特殊な試験はありません。
多くの動物園、管理団体の採用試験は、上記のいずれかの試験を複数、組み合わせたものになります。
オーソドックスな例だとこんな感じです↓
一次試験:作文、書類審査
二次試験:筆記試験(一般教養、専門試験)
最終試験:個人面接
試験の内容については、募集要項や試験案内などに詳細が記載されているので、事前に必ず確認しましょう。
また、同じ動物園、管理団体でも採用年によって、試験内容の変更もあるので注意しましょう。
さらに社会の変化によって、新たな試験も課されていくかもしれないことも想定しておきましょう。
〇試験対策のコツ
実際に就職活動を行なって感じた採用試験対策のコツを書いておきます。参考にしてみてください。
1.試験対策は時間を有効に活用しよう
多種多様な試験に対応するためには、相当の時間が必要となります。
そのため、早い段階から試験対策に動き出すのは有効です。
また、配点割合が高い試験や他の受験者と差が出やすい試験、自分の苦手な試験などの対策に時間をかけるなど時間の使い方にも工夫しましょう。
2.募集要項や試験案内は情報の宝庫
実は募集案内や試験案内に書かれている情報はとても重要です。
どんな試験を実施するかだけでなく、試験の内容(出題問題の内容、試験時間)それぞれの試験の配点割合、リセット方式の有無(前の試験結果を次の試験に反映されない。)などの情報も明らかになっている場合もあります。
また、受験資格からどんな方が受けられるのかと想定することも可能です。
こうした情報を基に、試験対策を練って、実行に移しましょう。
3.全体を俯瞰して、試験対策を考える
一つ一つの試験は大切ですが、最終目標は全ての試験に合格し、採用を勝ち取ることです。
目先の試験の対策ばかりに気を取られず、はじめから全ての試験を受けることを想定して試験対策を練りましょう。
また、先ほど挙げた例だと一次試験の書類審査、作文で書いたことが最終試験の面接の質疑で聞かれるということもよくあります。
はじめから面接で聞かれることを視野に入れておけば、一貫した回答や自身のアピールにつながることもできます。
段階的に試験は行われますが、「全ての試験を通して、あなたを採用するか否かを判断している」ということを忘れないようにしましょう。
4.苦手な試験を克服し、得意な試験で差をつける
採用に結び付く方は総合得点がトップかそれに近い方です。
そのため、苦手や不得意な試験で大きく他の受験者に差をつけられると採用されるのは難しくなってしまいます。
まずは自身の苦手な分野を克服し、他の受験者と遜色ない~やや上位に食い込めるレベルを目指しましょう。(苦手な試験でトップを取れという無茶は言いません。)
逆に得意だと感じる試験で他の受験者と差をつけることを狙いましょう。
ただし試験の順番、配点割合なども考慮しましょう。
(これは試験対策というより戦略に近いかもしれません)。
いかがだったでしょうか。
種類が多く、採用試験が厳しく感じたかもしれません。
後半の試験対策のコツを読んで、ぜひ試験に向けて頑張ってくださいね!