今回の記事では、専門試験にもう少し触れたいと思います。
専門試験は自分の経験と周りからの情報によると3種類ほどがあるようです。
・畜産系
・動物系
・生物一般
それぞれについて詳しく見ていきます。

1.畜産系

主な試験分野は家畜栄養学、家畜繁殖学、家畜育種学、家畜管理学、家畜生理学、飼料学など
家畜や畜産に特化した問題なので、試験対策は比較的やりやすい。
ちなみに家畜といっても、牛、豚、鶏以外にも
世界的にはラクダ、ウサギ、七面鳥、ミツバチなども入るので注意!
(まぁあんまり試験にはでませんが)
畜産系の専門試験は畜産職で採用する公務員試験で多い傾向です。
畜産学を大学等で学んできた人はやや有利かもしれません。

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2.動物系

動物に関することなら何でもありの試験分野です。
魚類から哺乳類が主な対象になることが多いです。
試験分野は動物遺伝学、動物管理学、動物栄養学、動物生理学、動物繁殖学、環境エンリッチメントなど。
試験範囲が広いので、無策に試験対策すると時間がかかりすぎるので、まずは多くの動物に共通する基本となる部分を押さえて、加えて特殊な例や動物園動物の飼育管理について勉強するのが良いかと思います。
近年では、エンリッチメントや動物のトレーニングについての問題も出題されているそうです。
また、採用試験を実施している動物園の飼育動物にちなんだ問題も出題されることが多いので、飼育動物を一通り見ておくことも試験対策の一部になるかもしれません。
動物系は独自に問題をつくりやすいため、多くの動物園の専門試験で課されることが多いです。

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3.生物一般

生き物に関わること全てが試験範囲です。
無脊椎動物から哺乳類までが対象となります。
正直、私はこの試験を受けたことがないので
詳細はわかりません。

ただ話を聞く限りでは、先ほどもあげた動物の基本となる部分を押さえて、

生物に関わることの知識を肉付けすることが試験対策になるようです。
生き物に関することなので、動物園の飼育動物にとらわれず、
野生動物なども含めて考えたほうがよいかと思います。
(例えば、日本にいる固有種、レッドリスト、生物に関わる国際法規など)
これまでの人生で、どれほど生き物の知識を蓄えてきたか
日々、生き物に関する報道や情報をキャッチできていたかで勝負ですね(-ω-)


以上がそれぞれの専門試験の特徴になります。
これから受ける試験が3つのどれに当てはまるかは募集要項等をよく読めばわかる場合があります。
(試験内容が「家畜~」は畜産系、「動物~」は動物系or生物一般)
単に「動物に関する問題」としか記述されていない場合もあるので、そうした場合は、生物一般として扱うのがよいかと思います。
大きく3つに分類しましたが、実際の試験問題や難易度は千差万別なので、試験対策には苦労するかもしれません。

今回の記事を読んで、少しでも専門試験の対策方法が見つかっていただければ幸いです。


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