今回は動物園飼育員の採用試験の裏側であるあるネタを書きます。

現役飼育員さんはよく聞く話ですが、飼育員志望の方はあまり知らない方も多いかもしれません。

知っておくと少し採用試験への見方が変わるかもしれません。

1.移籍

ある動物園で働いていた飼育員、職員が別の動物園で採用されて働くこと。

いわゆる飼育員の転職ですね(^^;

動物園から動物園だけでなく、水族館から動物園、観光牧場から動物園という流れもあります。

また、いくつかの動物園を渡り歩いている飼育員さんもいます。

即戦力を求めている動物園では、経験者を採用することがよくあります。

たまに久しぶりにあった飼育員さんが「実は○○動物園に転職しまして・・・。」ということも珍しくありません。

2.玉突き

先ほどのようにある動物園(仮にA園とします)で働いている方が辞めて、他の動物園で働きはじめると必然的にA園に欠員が生じます。

動物園の飼育員はあまり人数に余裕がないので、欠員が出た場合は求人を出し、採用試験を実施します。

A園の採用試験で決まった内定者がすでに別の動物園(B園)で働いていた方だったら・・・。

もうお分かりですよね。

飼育員が他園に移籍することで欠員が生じ、玉突きのように複数の動物園が求人を出さざる得ない状況になることがあります。

比較的早い時期に別の動物園に行くことがわかればまだ余裕がありますが、遅くなればなるほど欠員が生じる動物園は苦慮します。

年度末ギリギリになって求人を出したり、年度途中から働いてもらう中途採用の求人を出したりします。

3.繰上げ採用

多くの動物園では内定人数と採用人数はほぼ同じです。

欠員募集が主なので、必要な人数=内定人数(採用人数)という形になります。

しかし、動物園飼育員でも、ごくたまに内定を辞退をする方がいます。

内定辞退をされると必要な人数を確保できないため、新たに求人を出さざる得ない状況になります。

ただそうした場合に備えて、動物園によっては内定者の次に試験成績がよかった者(次点)として繰上げ採用することもあります。

ただし、辞退者がいなければ次点であっても不採用ですし、そもそも動物園飼育員は人気なので、よほどのことがない限り内定辞退しないことが多いので、次点となっても過度は期待を持たないほうが良いです。

4.オープン昇格

すでに非正規職員として、その動物園で働いている人が他の受験者と一緒に正規職員の採用試験に挑み、採用されることです。

厳密にいえば、新たに正規職員として採用という形です。

ただ一見、非正規職員の方が正規職員に昇格しただけのように見えます。

何にも知らない他の受験者の方にとっては、彼らのオープンな昇格試験のために、単なる引き立て役になっているのかなとも感じます。

5.トンビ

先ほど挙げたように、すでにその園で非正規職員で働いている方や他園で働いて経験豊富な方が有利な部分は多少あります。

ただ必ずしも彼らが採用されるのかというと100%だとは言えません。

トンビが油揚げをさらっていくように、そうした採用される確率が高い方の中から内定を勝ち取った(奪った)という話も聞きます。(ある意味ダークホース、番狂わせともいえます。)

結果が出るまで、何が起きるのかわからないのが就職活動なので果敢に挑戦する気持ちは必要ですね。

いかがだったでしょうか。

ちなみにそれぞれの用語は、個人的なネーミングなので業界共通の言葉ではありません。

ちょっぴりダークな裏側でしょう(笑)

ただ採用試験にはこんな裏側があるんだと知れば、また違った見方ができますよね。

役立つ情報とは言いかがたいかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。

また、もう少し採用試験について知りたい方は以下のページも参考にしてみてください。

動物園飼育員の採用試験の種類

広い受験者層への対策