動物園飼育員を目指して、採用試験を受けるものの
苦戦している方へ送る記事です。


今回は負のスパイラルからの脱出です。

〇負のスパイラルとは?

まず負のスパイラルというのは
1.採用試験に落ちる
2.自分の不甲斐なさに落ち込む
3.気持ちが上手く切り替えられずに次の試験に挑む
4.本来の実力を試験で発揮できない
これら1~4を何度もくり返していくうちに
「自分は飼育員に向いていないのでは?」
「自分は動物園業界から必要とされていないのでは?」
「自分のやってきたことは無駄だったのか?」
とネガティブ思考が積み重なっていき、
冷静な判断ができにくくなってしまう状態のことを指しています。

も就職活動をしている時は
見事に負のスパイラルにハマっていました。
試験の申込みをしても面接を受けても
「どうせ今回もダメなんだろうな」という気持ちが常に付きまとっていました。
一般企業への就職活動で苦しい思いをしている方にも
当てはまる方もいるかと思います。

ただ動物園飼育員への就職活動は、さらに追い打ちをかけるものがあります。
それは「周囲の環境とのギャップ」です。

動物園飼育員の就職活動は

・一般企業への就職活動に比べると募集、試験の時期が遅い
・求人募集は不定期、年によって求人数が異なる
・周囲の方(家族、友人、先生など)が動物園飼育員の就職活動をよくわかっていない。

こうした背景から
・卒業予定者の内定率9割近くでも自分は内定すらない
・周りの皆は終えているのに、自分はこんな時期になっても
 就職活動を続けないといけない
・就職活動を長引いているのは自分が悪いから?
・次の求人はまだ年度内にある?就職浪人決定?
・相談したくても、本当に理解している人が少ないから
 悩みや不安が自分で抱え込みがちになる。
これらの要素が、さらに負のスパイラルからの脱却を難しくします。

〇ぎぼぼん式 負のスパイラル脱出方法

続いて、負のスパイラルの脱却方法です。
私は心理学者でも、精神科医でも、有能就活アドバイザーでもないので下記の内容は実体験と振り返ってみて、いいんじゃないかなと思う方法です。
参考にしてみてください。


1.動物園にいく

ぐちゃぐちゃ考える必要ありません。

好きな動物園、好きな動物の前で何時間でも好きなように過ごしてください。
十分楽しい時間を過ごして、動物園を後にしたときに1つだけ自分に自問してください。
「本当に自分は動物園飼育員として働きたいのか」
やっぱり働きたいと思えるなら、また就職活動を頑張れると思いますし、いや、単に動物園は趣味や楽しみとしての存在でいいやと思うなら、飼育員に限らず、
別の道を選択する時なのかもしれません。

2.人に自分の話を聞いてもらう

就職活動の不安、悩みは
恥ずかしがらず、どんどん他の人に話してください。
注意してほしいのは、周りの方は動物園飼育員への就職活動について十分に理解しているわけではないということを覚えておいてください。
あくまでも悩み、不安を吐露することが大事です。
吐露することで、気持ちが軽くなることもありますし、自分一人で悶々と悩むことも少なくなると思います。

3.『落ちるのが大多数』を受け入れる

動物園飼育員への採用試験の倍率は約20~60倍程度です。
例えば、1つの試験に20名が受験し、1名が合格する試験では
19名が不合格になります。
つまり95%が不合格。
落ちる方のが圧倒的に多い
「落ちる側が当たり前」な試験なんです。
だから、
動物園飼育員への採用試験に落ちることは恥ずべきことではない。
ただそのままじゃ不合格の多数派のままなのも事実
合格、採用を勝ち取る少数派になるための努力だけは怠らないようにしてください。

4.苦戦している今の状態を停滞ではない、前進だと考える

結果が出ない状態を「停滞している」と
とらえがちですが、
自身のことを振り返ってみて考えると

迷走しながらも、前進していたのだと感じます。

最終的な結果(合格、採用)に結び付かなかったとしても

得られるものはありませんでしたか?
・筆記試験であまり勉強していない分野の問題が出た
→次の試験まで勉強しておこう!
・面接の受け答え、これはまずかったな
→次は気を付けよう
・あの面接の受け答えは、こうやって答えたほうがよかったな。
・提出書類にこんなワードを入れたから、面接であのこと聞かれたな。
・今回は最終面接まで進んだ
・・・など。
成功も失敗も含めて、何か得るものがあったはずです。
何かを得られたということは試験を受ける前よりは前進、成長してるということです。
最終的な採用に結びつくまではなかなか手強いですが、少しでも前進、成長している自分に少しでも自信を持ってください。

5.自分の道を歩もう

人生100年時代と叫ばれていますが、あなたの人生はあなたのものです。
周りの方と同じ道を歩まなくなっていいはずです。
就職活動に関して言えば、
・正規職員でなくてもいい
・新卒でなくてもいい
・はじめに入社した会社が一生勤めあげる会社でなくていい
(もちろん、各々こうした道を歩みたいという希望はあるかと思います)

現状として、動物園飼育員も多種多様な人生を歩まれた方が活躍しています。
専門の学校を卒業して、ストレートで動物園飼育員として働いている方もいますし、
動物病院や観光牧場、あるいは動物に無関係の業種から動物園飼育員になった方もいます。
留学経験が豊富な方もいますし、アルバイトや臨時職員などで経験を積んでから働いている方もいます。

どうしても就職はこうあるべき、自分はこういう道を歩まなければと思うと、かえって自分を苦しめることにつながりかねません。
動物園飼育員になることは狭き門ですが、自分の人生まで狭く、息苦しいものにする必要はありません。
自身の状況と照らし合わせながら、時に迷いながらも多くの可能性の中から選択してみてください。

以上です。
一言で負のスパイラルの状態を示すなら「余裕がない」ということになります。
上に挙げた方法以外でも、自分自身が余裕を持てる方法、思考を模索してみてください。
少しでも今回の記事が苦戦している方の支えになってくれたら幸いです。