以前、動物園飼育員になりたい方向けの学校選びのアドバイス記事を書きました。
動物園飼育員になるための学校選び

今回の記事はもう少し踏み込んで、将来は動物園飼育員を目指したい方の中で
・進学先を大学か専門学校か迷っている方のうち、大学進学向けの方
・大学進学は決めているけど、学校選びに悩んでいる方向けにアドバイス

この2つを書いていきます!

〇飼育員になるために大学進学が向いている人

まずは進学先を大学か専門学校のどちらに行こうか悩んでいる方にアドバイスです。
下記のような希望、考えが当てはまる方は大学進学向けです。

・少し在学期間が長くなっても、動物に関する幅広い知識やより専門的な内容を学びたい
・カリキュラム形式で身に付けるよりも、自分で自由に選択して学びたい
・学生生活以外で休日などに動物園やシンポジウム、各種イベントに参加したい
・研究活動に興味がある
・飼育員が第一だが、他の職業、業種にも多少興味がある
・飼育員で働く以外でセカンドキャリアも考えている(数年働いて、転職することを考えている)
・働きたい動物園が大学卒業程度の採用試験を実施している

あくまで個人的な意見ですが(^^;
上記のようなことを考えている方は大学進学の方がいいかなと感じます。

〇飼育員になるための大学選びのポイント

続いて、学校選びのポイントです。

1.動物もしくは畜産に関する学科
いくつかの動物園の採用試験では、大学等で動物に関する学科をを卒業することが受験資格になることがあります。
また、動物園飼育員を畜産職として採用する場合もあります。
そのため、多くの動物園を受験をすることを視野にいれるのであれば、動物もしくは畜産に関する学科に選ぶのがおすすめです。
ただし、動物に関する学科といっても研究対象は幅広いので、それぞれの大学案内や学科HPをよく調べましょう。

2.動物園動物を含めた幅広い動物(家畜、野生動物など)に関する講義、実習があるか

専門学校にくらべ、動物園動物に特化した講義や実習は少ないかもしれませんが、いくつかの大学では開講しているようです。詳細は大学、学科ごとの講義内容や実習内容を確認してみてください。

また、動物園動物に限らず、家畜や野生動物など幅広い動物について学ぶことができるところもおすすめです。
なぜなら、家畜や野生動物を知ることが、動物園での飼育につながることもあるからです。
いろいろな動物の幅広い知識を身に付けることが将来、飼育員になった時に役立つこともあります。

3.動物園と連携した研究活動が行われているか

近年、動物園と大学が連携して共同で研究したり、動物園を研究フィールドとしたりしている先生方も増えつつあります。
もし先のことを考えて、こうした先生のもと、動物園で研究活動を行いたいと考えるのであれば、その先生が在籍している大学に進学することをお勧めします。
研究はもちろんのこと、動物園のこぼれ話なんかも聞ける可能性があります。

また、研究活動ができるというのは、研究機関である大学の強みでもありますし、研究する姿勢というのは、動物園飼育員になるためには求められる素質でもあるので、ぜひ頑張ってください。

4.動物飼育経験を積める環境にあるか

飼育員を目指すのであれば、やはり動物飼育経験を積んでいたほうが有利です。

大学では研究対象である牛、馬などの家畜、犬、猫などの伴侶動物、両生爬虫類などを飼育している場合があります。そうした動物の飼育で経験を積むのも良いでしょう。

また、学内ではなかなか飼育経験が積めないというのであれば、動物園でのインターンシップ、職業体験などを利用するのも一つの手段です。
大学によっては、インターンシップ等を実習の一環ととらえ、単位認定しているところもあります。

専門学校に比べ、大学では動物飼育経験を積むのが容易ではありません。
だからこそ自分で行動して、経験を積みに行く姿勢が求められます。

5.過去の卒業者が動物園飼育員に就職しているか。

やはり卒業後に動物園の飼育員として就職できているか否かというのは重要な点だと思います。

大学HP等を確認して、卒業生がどのような進路を選択しているかは必ず確認しましょう。
動物園に就職した実績があれば、少なくともその大学、学科からは動物園飼育員になる道があると言えます。

また複数年にわたり動物園に就職していたり、複数人が動物園に就職していたら、大学、学科自体が飼育員を目指すうえで良い環境なのかもしれません。

ただし過信はあまりしないようにしましょう。
その大学を出たから、必ずしもなれるということではありません。
どの学校に進学しても個人の努力が必要なのは変わりません。

いかがだったでしょうか。
少しでも進路選択、学校選びの参考なれば幸いです。
大学HPを閲覧や資料請求、学校説明会やオープンキャンパスなどに参加するなどぜひ積極的に情報収集してみてください。
また、上記に挙げた条件以外にも自分なりの基準や考えがあるかもしれません。じっくりと考えてみてください。

(補足)
すでに大学に在学中だという方は在籍している大学がどのような点が当てはまって、どのような点が不足しているのか分析するのもよいでしょう。
不足していると感じる部分は個人の力で補う必要があります。ぜひ積極的に行動してみましょう。

専門学校にも興味のあるというは以下の記事も参考にしてみてください。
動物園飼育員になるための学校選び(専門学校編)