動物園飼育員になるのには必要な資格とかはあるのだろうか?
という質問はよくあります。

今回の記事は動物園飼育員の資格について書いていきます!

〇動物園の飼育員になるのに資格は必要?

動物園の飼育員になるために絶対に必要な資格はありません。

ただし、多くの動物園の飼育員の募集要項には
・動物関連の専門学校もしくは大学を卒業見込み、または卒業した方
・普通運転免許の取得

これら2つを受験資格の条件で書かれていることが多いので、
少なくともこの2点はクリアするようにしましょう。

特に普通運転免許はまだまだマニュアル車(MT)を使用している園館が多いので、
まだ免許を主としていない方は、MT免許を取得しておくことをお勧めします。

(動物園によっては「AT限定不可」「ペーパードライバーは不可」という
求人もあるので要注意です。)

広い動物園内を移動したり、飼料など重たい荷物を運ぶ際に車の運転が必須となるため
運転ができない=仕事に支障が出るということです。

〇この資格は試験に有利になる?ならない?

 よく巷で、この資格を取っていた方が動物園の飼育員になるのに有利になるよー
と言われている資格をいくつか上げていきます。

・獣医師免許
 動物関連の資格が少ない中、獣医師免許を持っていると飼育員だけでなく、
獣医としても働けるから採用される幅が広がるよ。

・・・と言われますが、真偽のほどは微妙です(^^;

確かに獣医師免許をもって、動物園の飼育員をやっている方も少数います。
ただ業界の中では、獣医と飼育員は別物という考えがあるので、
獣医は獣医、飼育員は飼育員と別々に採用することがほとんどです。
もし動物園の飼育員以外に獣医で働くことも検討する方は、取得を目指しても良いかもしれません。

・学芸員資格
 動物園は博物館に相当する施設の一つとされています。
動物園の飼育員の中にも、学芸員資格を有している方が一定数います。
動物の飼育管理、展示、動物園での教育活動など、
飼育員の仕事が、学芸員としての役割を果たす部分が重なるため
学芸員資格を取得しといた方が良いとされています。

ただし、採用試験で大きく有利になる資格ではありません。
なぜなら、大学等で学芸員資格を取得することは比較的に難しくないため、資格取得している方が多いからです。
動物園によっては、多少違いはあるかもしれませんが、
この資格は、持っていればよいけど、持っていなくても構わないという印象です。
(ちなみに動物園で数年働くことで、学芸員資格を取得する方法もあります。)
また、動物園以外に博物館等で学芸員と働く場合は取得を検討してみてもよいと思います。

・飼育技師認定試験
 この資格は(社)日本動物園水族館協会で、2年以上実務経験がある方が受けることができる試験です。
(学生さんや一般の方の受験はできません。)
 すでに協会加盟園館で働いている方で、他園を転職や正規登用のためのアピールを考えている方は、
ぜひ受験を検討してみてください。ちなみに動物園編と水族館編の2つがあり、水族館で働いている方でも
動物園編を受験することは可能です。

この資格は、採用試験に有利といっても構わないと思います。
2年以上実務を積んで、かつ試験に合格するだけの知識も兼ね備えていますという
アピールや証明になるからです。
動物園によっては、受験資格にこの資格を明記しているところもありますし、
即戦力を欲しい動物園にとっては、この資格の有無が一つの基準にもなります。

上記に挙げた資格以外では、

・潜水士
・動物看護士
・生物分類技能検定
・プロジェクトワイルド・エデュケーター  …など

が動物園の飼育員になるために取った方がいいよ!

・・・と言われていますが、どの資格も取得したから
必ず採用に結びついたり、けして有利になるものではありません。
(潜水士は水族館飼育員への採用試験で受験資格に書かれる場合もあるので
水族館への就職を考えている方は取得してください。)

〇取得することよりも、どのように資格を生かすのかが重要

 はじめに書いたように動物園飼育員になるためなら、
受験資格を満たすだけの資格があれば、特に問題ありません。

また、採用に有利な資格は、飼育技師認定試験ぐらいです。
つまり学生の方、他職種で働いている方には
取得しただけで有利になる資格はほぼないということです。

では、動物園飼育員になるために資格取得は何のメリットもないのかというとそうでもありません。
採用に直接結びつかなくても、資格を持つことはアピールする要因になります。

採用後、動物園飼育員と働くうえで、重要だと思うこと、仕事で役立ちそうだからと
いくつかの資格を取ることは良いことです。
重要なのは「資格をどのように生かすか」「何のために資格を取得するか」を考えることです。

誰かが勧めるから、学校で取得するよう言われるからという消極的な理由ではなく、この資格を使って、動物園飼育員として、こんなふうに働きたいと明確な理由が持った方が、資格取得の意義がでるでしょう。

先に挙げた資格以外にも、たくさんの資格があります。
数多くの資格を持つ必要はありませんが、自分が必要だと感じた資格は、ぜひ取得を考えてみましょう。

いかがだったでしょうか。
採用に結びつけるために資格取得が近道かなと感じるかもしれませんが、
それは個々人の考え方次第です。
今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。